亀田文さんの器

Fumi Kameta’s ceramics

 

大分県別府市で制作されている亀田文さん。
白磁を中心に型打ちという技法で器づくりをされていて、フォルムやディテールが好きで使いやすく、様々な器を持っています。
度々販売のコーディネートにも使わさせていただいているので、我が家の使い方をご紹介させていただきたいと思います。

亀田文さんの白磁は、アイシングのコーティングをまとったようなぽってりとした釉薬が特徴です。
手に取った時に優しく手に馴染み、目から温かみを感じることが出来る器たち。
優しいカーブや波、角を取ったデザインもどこか丸みを帯びていて、美しい。
さらにはアンティークな雰囲気が相まって、温かみと落ち着きを放った存在感のある白磁が好みなんです。

持っている器の中で1番古くから我が家にあるのが、「白釉花形オーバルリム尺皿」。
最初に1枚購入して、その後1枚買い足して現在は2枚所有しています。
サイズが大きくメイン料理を華やかに見せてくれるので、パーティーなどで重宝しています。
実はクリスマスの丸鶏のローストチキンがのってしまうサイズ!
そして、花形のリムがお料理を華やかに引き立ててくれるので、使わない手はないわけです。


丸鶏の周りにじゃがいもを盛り付けられるサイズ感です

また、1人前のワンプレート料理を盛り付けるのにも良いサイズ。
オーバルなので左右に分けてお料理を盛り付けたり、3種〜4種と料理数を多く盛り付けることも出来ます。
我が家はダイニングテーブルの幅が狭いデザインなので、大皿のオーバル形が特に重宝しています。
麻婆茄子とライスのワンプレート
3種の前菜 “野菜のテリーヌ”、”カリフラワーと卵のキッシュ”、”巣ごもりサラダ”を盛り付けて

次は、ちょっと形は違うけどサイズがほぼ一緒で同じような用途で使っている「白釉7寸花形正方皿」と「白釉7寸八角リム浅鉢」。
これはその時のコーディネートに合わせてどちらかをセレクトしたり、お料理によって選んだり、一緒に使ってもすっとテーブルに馴染む優秀な器たち。
平皿はカルパッチョなど余り高さの出ない盛り付けにぴったり、反対に浅鉢は高さを出す盛り付けに合います。
また、さらっとしたカレーをシルバーのボウルに入れて、写真のイメージでプレート的に使うアレンジもおすすめです。

鯛のカルパッチョを華やかな印象に仕上げました
ボリュームを出した冷しゃぶの盛り付けにぴったり
プレート風に小鉢などを置いて盛り付けることも出来るサイズです

3つ目は先日コーディネートに取り入れて発売した「オーバル面取鉢」。
こちらもかなり昔から使っている、我が家の定番深皿です。
亀田文さんの白磁って匂いも付かないし、色移りしない!さらには電子レンジもOK!この点もとても優秀なポイントなんです。
なので、我が家の子どもたちがカレーを食べるとなったら、手を伸ばすのがこの器。
オーバルデザインなので、ご飯を自分たちで盛り付けるにも分かりやすいようで、自ら選んで使ってくれています。
その他にも深皿なので、シチュー、赤ワイン煮込みなどの煮込みもの、スープやパスタなど様々な用途として幅広く使えて重宝しています。


サーモンのスープがメイン料理になる器
パスタ1人前を盛り付けるのにぴったりなサイズ

最後はディテールの可愛い「白釉貝がら小皿」。
これはデザインが可愛くて一目惚れした器です。
小皿って用途は様々。特にこれはディテールが特徴的なので、同じサイズ感の器たちの中に入れても存在感が良いアクセントになりますし、何だかちょっとアクセント足りないなって時に小さく取り入れてもポイントになる。白磁なので良い意味で馴染んでくれるので、とても取り入れやすく、使いやすい。
また、おつまみのオリーブやチーズをただのせるだけでオシャレに見えるのも高ポイント!


オリーブとチーズだけのおつまみもオシャレに

和食も洋食も合わせやすい亀田文さんの白磁。
沢山のお料理を盛り付けて、自分なりの白磁の楽しみ方を見つけていただけたらと思います。
そして、私は持っていないのですが、グレーや淡いピンクがかった色の器なども作られているので、お近くで個展などがあった時は是非伺ってみてくださいね。

デザインの違う亀田文さんの器でコーディネートしても綺麗にまとまりますね

ご主人亀田大介さんの器と一緒に並べて使うのも素敵

 

また、ご紹介した器の一部は「公式通販 器のある暮らし」で販売しています。
気になった方は是非下記からチェックしてみてくださいね!


凛としたおもてなしコーディネート
▶白釉花形オーバルリム尺皿
▶白釉7寸花形正方皿
▶白釉貝がら小皿


ニュアンスホワイトコーディネート
オーバル面取鉢