萠窯の器
Moegama’s ceramics
器の購入当初から愛用している、石川県小松市に工房を構える萠窯さんの器。
竹内靖さんが素地を、竹内智恵さんが絵付けをされ、九谷焼の伝統を汲んだ繊細なフォルムの素地に鮮やかで上質な色絵や染付がとても素敵で大のお気に入り。
YouTube動画をスタートした時から使っている、萠窯の器たちの魅力を少しでもお伝えできればと思い、このBlogにまとめてみました。
竹内靖さんが作る素地は、食器としての使いやすさはもちろんのこと、手にスッとなじむ造形が特徴的。
以前インタビューでお伺いした際に様々なお話を聞かせていただきましたが、その中で印象的だったのが、使い手の要望や盛り付けられるお料理を想像して、高さやサイズ、手に持った時の感覚など微調整を繰り返し試行錯誤されているというお話。
だから食卓に馴染むし、使い勝手が良いし、何の躊躇もなくお料理を盛り付けることが出来るんだと、とても納得したのを覚えています。
そこに、竹内智恵さんの絵付け。
お人柄を表したような大らかな中に繊細さを持つ画風が付くと、一気に華やかさを帯びた心躍る器になる。
躍動感のある筆の線がとても美しく、呉須のみでこんなにも絵画のような表現が出来ることに驚き、一気にファンになったのを今でも覚えています。
YouTube動画の記念すべき1本目に使ったのが、現在販売もしている蕎麦猪口です。
これは本当にいろいろなシーンで活躍してくれている万能なカップ。
私はフリーカップとして使っていて、写真のように冷奴を盛り付けたり、前菜を盛り付けたり、また茶碗蒸しやスープの器としても活躍しています。
シンプルに冷奴を盛り付けて
小さめの茶碗蒸しで丁度良いサイズ
少しだけどスープを入れたメニューに入れたい時にぴったりの蕎麦猪口
さらにお気に入りが染付四方鉢。
これはサイズ違いで作られていて、私が愛用しているのは中サイズ。
それぞれ全て入れ子になるんですが、販売店で見た時にその入れ子感がとても可愛いかったんです!
形としては普段使いにというにはちょっとハードルが高いように思いますが、シンプルに買ってきたお刺身を盛り付けたり、お握りをのせるだけで一気にオシャレになる器なので、余り気負わずに使うのが良いと思っています。
お祝いの日には特別感を出してくれる器としても使っていて、こどもの日にはちまきや煮物を盛り付けたりして使っています。
いつものお刺身が料亭で出てくるように映えます
シンプルにお握りを4つ盛り付けて
ちまきが5つ入るサイズ
茶色くなりがちの煮物と染付の色合いは映える組み合わせ
豆皿タイプも数点持っていますが、これも使い勝手抜群!
我が家の一番の用途としては醤油皿(笑)…というのも子どもたちも使いやすくて気に入っているので、醤油を使う日は自らこの器を手に取っていくんです。
もちろん豆皿をお盆の上にのせて、いろいろな料理をのせるのにも大活躍!
その日の器の合わせでサイズや形を選び、その時あるお料理を盛り付けて使っています。
豆皿を集合させて並べるとどうしても絵皿が欲しくなる、そしてカラーリングにもバランスを加えたいという時に、必ず手が伸びるのが萠窯の豆皿です。
箸休めの1品を盛り付けて
4種のお料理ををちょっとずついただく豆皿ごはん
我が家で人気のおつまみ「モッツアレラのわさび醬油漬け」!
その他、湯のみカップなども持っていてティータイムに使ったり、お料理のカップとしても使ったりして、いろいろな場面で楽しんでいます。
湯呑カップで茶碗蒸しも良い感じなんです
普段使いからお祝いの日のお料理まで幅広く活用できる萠窯の器。
染付という日本の伝統文化を食卓に感じつついただくお料理は、どこか心豊かにさせてくれる気がしていて、好きな時間です。
ご自宅の白い器たちとも合わせやすく、実際に合わせてみるといろいろな表情の器とも合わせられるので、気負いせず使っていただきたいと思っています。
また、萠窯さんの工房にお伺いしてインタビューさせていただいた記事もBlog内にて公開しておりますので、合わせて読んでみて下さい。下記にリンクを貼っておきます。
▶Artist Interview #03 萠窯
本日ご紹介した器の一部を現在「公式通販 器のある暮らし」で販売しています。
気になった方は是非下記からチェックしてみてくださいね!
華やかなハレの日コーディネート
▶染付四方鉢(中)
▶三寸輪花皿(松竹梅)
彩り豆皿盆セット
▶蕎麦猪口(こま文)
▶木瓜豆皿染付(松竹梅)